北海道産のピリカ玉髄（カルセドニー）と、スペイン産パイライトのセット原石をご紹介します。

いまから約2万年前に移り住んだとされるアイヌ民族の遺跡にも残されていた、北海道産の希少で良質な玉髄（カルセドニー）と、メタリックな輝きが印象的なパイライトを組み合わせました。

石英のなかでも潜晶質と言われるミクロの結晶が集まった構造をもつ玉髄。

半透明の原石を水と光に透かせば、それはもう雲の隙間から差し込む朝日をみるような神々しさを見ることができ、オレンジレッドの色味には太陽のぬくもりさえ感じられそうです。

その繊細な美しさは、ピリカ玉髄特有かもしれません。

しかしその原石も鉱山はすでに閉鎖され、新たな採掘は禁止されていることから、地上に残された良質な原石は決して多くないのです。

こちらはオレンジレッドの色味が濃淡を描き、自然のダイナミズムを感じさせるフォルムが力強い印象のピースです。

メタリックな輝きが美しいパイライトをその起伏に合わせて重ねることで、それぞれのエネルギーがより強く感じられるようです。

※パイライトはその組成の特性上、湿気により錆びる可能性がございますので、なるべく乾燥した場所での保管をおすすめいたします。