1200〜1700年の間のアフガニスタンの、古い家や地中から発見された手磨きの古代水晶と、古代アナトリアを巡る旅の途中、イスタンブールの市場で出会ったターコイズ（トルコ石）とパイライトを紡いだ、1点もののブレスレットのご紹介です。

ターコイズブルーの艶のある陽の光と、パイライトの重厚な陰の光。両者によって明暗の彩りが添えられ、かつ渾然一体となって所作の一つひとつに奥行きを出してくれます。 そこに置かれた半透明な古代水晶は、清浄な輝きを放ち、青と金の間で静かに光を集め反射させています。

ターコイズと水晶を引き立てつつ、金属のパーツをバランスよく配置し、オリエンタルな雰囲気が漂うブレスレットに仕上げました。大きさも形も模様もすべて異なる気まぐれな粒は、時を移ろうように、身に着けるたびに別の表情を見せてくれるでしょう。

あらゆるエネルギーを受信・増幅・記録する万能な執事のようなクォーツ。

純粋な情報と繋がる透明な力を発揮し、心の望みに応えます。この力に調和するのは、大らかでまっすぐな純真さを持ち、相手への疑念を抱くことなくただ愛と誠実さだけを与えてくれる、ターコイズのスピリット。

そうした力と同居する、頑強に外界の敵を打ち払うパイライトのパワー。相手に対するアプローチの仕方が全く正反対ともいうべく石たちですが、それが絶妙な均衡を保って同居しているから不思議です。

触れているうちに、心は凪ぎ、人へのまなざしも優しくなります。
しかし、芯なる部分の強さは増していくのです。自分自身に曇りがないから、人も信じられるという絶対的な自信と余裕。

くったくのない笑顔は万人から抵抗を奪い、その空間に笑みと愛を広げます。どこか色気のある神秘性もまた、古代アナトリアの地に由来するものでしょう。

何千年もの昔から、災いを防ぐと言い伝えられてきたターコイズ。時代が変り、国の境が何度変わってもその姿は変わることなく。
今後200年は続くとも言われる風の時代にも、風のエレメントが色濃いターコイズは必要となっていく気がしています。