サンティアゴ・デ・コンポステーラ - アストゥリアス、聖地巡礼の青きクリスタルサンティアゴ・デ・コンポステーラ - アストゥリアス、聖地巡礼の青きクリスタル

呼ばれるように降り立ったのは、
スペイン北部 アストゥリアス地方の美しい海岸。

聖ヤコブの眠るサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼路のひとつ。
私たちを招いた、クリスタルが存在する場所でもある。

朝陽に輝く静かな砂浜と、海から立ち昇る飛沫で靄がたちこめる山々。

眩しいほどの光の祝福はその情景だけにとどまらない。
砂浜に転がる砂や石つぶたちの輝きだ。

踏みしめた足跡をのぞけば、
うっすらと色づく見覚えのある結晶体が顔をだす。
まがいもないフローライトとクォーツである。

アストゥリアスには、かつて恐竜も歩いたとされる
古代の岩場や断層が残っていた。

長い年月をかけて波に砕かれ、八面体の結晶は岩になり、砂になり、
イベリア半島のこの一角に広がることになったのか。
この石たちがどこから来たのかを辿るため、ひたすらに海岸を歩き続ける。
そして、視界を遮るように現れる断崖。

だんだんと潮が引いていくにつれ、少し前までは行き止まりだったところに、
かすかなクライミングルートが見えてくる。
「ここにいる!」
一気に上昇する体温。危ないと思いながらも、登る足を止められない。
崖を登り始め、何気なく手を置いた背の高さほどある岩の上には、
ドゥルージークォーツとフローライトが共生していた。

見上げた壁面全体からは、耳の奥に
重低音の賛美歌がひびいてくるようなエネルギー圧。
それはまるで、キリスト教の祭壇のようで、
幾重にも重なる断層のひとつひとつが、
パイプオルガンの空気穴のように凝縮した空気をおしあげる。

「変化を迎える者よ、人生を深く味わいなさい。
あなたには聖智があり、浄化の使命がある。
曇りなき眼差しと優しさをもって来たれば、それを知るでしょう」

ふりかえれば、いつの間にか地平線を見渡す崖の途中に居る。
横に窪んだ穴のなかには砂岩に混じる粘土層があり、それをかき分ける。
泥だらけの両手に直に感じる、冷たいクリスタルの感触。
地球のコードに繋がったままのクリスタルたち。

そして、より鮮明に聞こえてくるメッセージ。

「Hariquaという名のオベリスクを 行きかう魂よ。
全ての理を知り、新たなる路をいかん。
さぁ、かの地へ。」
chapter01

Asturias Quartz

アストゥリアス・クォーツ

美しいフォルムと透明感をたたえる、オイル入りやエレスチャル。そして、フローライトと共に眠っていたクリアクォーツたち。そもそも国際市場でほぼ見ることがないスペイン産のクォーツですが、それはクオリティが世界基準に達しないためと勘違いしていました。

水晶(クォーツ)を見慣れている私たちでさえも、感嘆の声がもれるクォーツたちが、アストゥリアス地方にはたしかに存在していたのです。

そのクォリティの高さは数百年前から認知されていたのかもしれません。カタルーニャ美術館では、12世紀頃に製作された、手磨きと思しき水晶(クォーツ)を、十字架の中心に据えた金細工を目にしました。

手磨きならではの光の透け感はまるで、巡礼路でみた霧に透ける朝日のように神々しく、それが今回製作したチャームとブレスレットのモチーフとなっています。

chapter01

Fluorite’s Hymn

フローライトの賛美歌

アストゥリアス地方の多彩な色合いのフローライト。この地方の海岸の崖に眠るフローライトからは、自然が作り出したパイプオルガンのごとく重厚な音色が、石たちから発せられているようでした。

アストゥリアス・フローライトの内部には水のエレメントが強く存在しており、そのなかを漂うように慈愛の念と大いなる智慧がどこまでも広がっています。心を鎮め、ストレスや不安を洗い流すような浄化力もあります。必要とあれば魂の純化にも着手してくれるでしょう。

ときに静夜の光明のように、ときに光の清水のように光を変化させながら、持ち主に働きかけてくれるのです。

アストゥリアスクォーツ アストゥリアスフローライト