あらゆる制限を飛び越え、最善を受け取る力が人生を切り拓く
スウェーデン産ムオニナルスタ隕石のご紹介です。
ムオニナルスタ隕石は、スウェーデンの最北端ノールボッテン地区キルナで1906年に発見された隕石です。 産地が北極圏内にあり、発掘が困難なことから流通量が非常に少ないとされています。
表面に現れた網目模様は、「ウィドマンシュテッテン構造」と呼ばれるものです。石の成長過程において、約100万年に1℃という非常にゆっくりとしたスピードで冷却されることで、ニッケルが結晶化し分離します。
この反応が「ウィドマンシュテッテン構造」を形成し、石の切断面を酸でエッジングし研磨することで独特の網目模様が現れるのです。
真っ直ぐなラインが複雑に重なり構成される幾何学的な模様は、まるで精緻な工芸品のようです。このような美しい構造が自然の中で生み出されたことには、感動を覚えずにはいられません。
ぜひお手元で、美しく神秘的な姿をご堪能ください。
※ムオニナルスタ隕石を含む鉄隕石は、ニッケルを主体とするため錆が生じやすい素材です。また、金属アレルギーの方は金属成分によりアレルギー反応が出ることがございますのでご注意ください。