あらゆる不安や波立つ感情を沈静化させ、不浄を払う仏の祈り
アフガニスタン産ラピスラズリから、ネパールの職人が手彫りで作成した、グリーンターラ(菩薩)像です。
ある時、観音菩薩が輪廻転生の世界を見渡し、あまりに救われない民衆の多さや彼らが抱える苦しみに悲しみ、流した涙から生まれたのが、グリーンターラ(緑多羅菩薩)・ホワイトターラ(白多羅菩薩)と言われています。
右目から流れた涙からはホワイトターラが生まれ、左目の涙からグリーンターラが生まれました。
ホワイトターラは女性の中の「女性性」を表し、対してグリーンターラは女性の中の「男性性」を表すと言われています。
グリーンターラは万能の救いの女神と言われ、必要な時には素早い速さで駆けつけ、テキパキとエネルギーをチャージしてくれる機敏な神様。と言っても、至れり尽くせりというわけではなく、あくまで、その本人に必要なことのみを与えます。
働きすぎの人には休息を、愛が枯渇している人には愛情を、怠惰な人には忍耐力を、といった具合です。
全くもって負のエネルギーは存在しないラピスラズリは、空気のない宇宙空間のような完全な静寂に満たされています。マイナスの概念は元来存在すらしないというものが、この石の絶対的真理なのです。
完全で強力なる守護パワーで真に望む未来を引き寄せてくれるこの石のエネルギーは、グリーンターラの神性をより強く引き出してくれるに違いありません。
そこに組み合わせたのは、立方体に近い形など、直線的なフォルムが印象的な紫の結晶体が魅力的なパープルフローライト。菩薩像の背後に配することで、心安らぐ浄土のような景色を形作ることができます。
これらの石と共にあれば、心惑わされる混沌は遠ざかり、落ち着いて歩みを進められることでしょう。