ターコイズ(トルコ石)×パイライトを使用した、クロスのご紹介です。
古代アナトリアを巡る旅の途中、イスタンブールの市場で出会ったターコイズ(トルコ石)。(→
この石と出会うお話はこちらから)
青いラグーンのような美しいブルーには、パイライトの岩礁のような風合いが混じって荒々しさもあり、自然の営みを感じさせます。
クロスに仕立てられた姿は神々しくもあるでしょう。
大らかでまっすぐな純真さ。相手への疑念を抱くことなくただ愛と誠実さだけを与えてくれる、ターコイズのスピリット。
そうした力と同居する、頑強に外界の敵を打ち払うパイライトのパワー。
相手に対するアプローチの仕方が全く正反対ともいうべく2つの鉱物ですが、それが絶妙な均衡を保って同居しているから不思議です。
触れているうちに、心は凪ぎ、人へのまなざしも優しくなります。しかし、芯なる部分の強さは増していくのです。
自分自身に曇りがないから、人も信じられるという絶対的な自信と余裕。
くったくのない笑顔は万人から抵抗を奪い、その空間に笑みと愛を広げます。どこか色気のある神秘性もまた、古代アナトリアの地に由来するものでしょう。
何前年もの昔から、災いを防ぐと言い伝えられてきたターコイズ。
時代が変り、国の境が何度変わってもその姿は変わることなく。
今後200年は続くとも言われる風の時代にも、風のエレメントが色濃いターコイズは必要となっていく気がしています。
ターコイズの青は一つひとつ個性があり、パイライトの混じり方も一様ではなく、アニミズムを思わせる原始的な生命力を湛えています。
石がデコボコして無骨とも言えるクロスは、愛おしくなるような人懐こい親密さをもたらし、持ち主の感性を癒し育んでくれるでしょう。
※紐がついているため、壁に掛けることも可能です。