Jurney to holly places & meet the sacred healers

サンフランシスコ編 - 美しき聖地とヒーラーに出会う旅サンフランシスコ編 - 美しき聖地とヒーラーに出会う旅

Hariquaバイヤー・ヒーラーによる世界のヒーラー探訪。久しぶりの今回は、今年フューチャーしたい鉱物も産出されるカルフォルニア州へ。 いつの時代も変化に富んだ土地として注目を集めるサンフランシスコに住むヒーラーたちを訪れました。 オリジナリティ溢れる彼らのセッションをインタビューまじえご紹介します。

Ryan Allen / Get the Awakening Physically and Spiritually
ライアン・アレンさんのフィジカルトレーニング

意識と肉体を覚醒させる時間

仕事で海外へ行くとき、強制的に意識と肉体を覚醒させなくてはならない時があります。もちろん、覚醒を試みるには様々な方法があります。今回はせっかくなので、サンフランシスコらしいアプローチや体験ができる場所がないかと探してみました。

見つけたのは、創設者でもありトレーナーでもあるライアン・アレンが主宰する『Lifted』というスタジオ。

場所は、サンフランシスコでも最古の教会『ミッションドロレス』のすぐ近くで、朝早くから焼きたての美味しいパンとコーヒーがいただけるアーティスティックなカフェや、地下鉄の入り口も近くにあり過ごしやすそうな住宅地です。日本でいう代官山にも似た雰囲気がありました。

スタジオへ到着して真っ先に目にはいるのは、壁一面に深いブルーからホワイトへのグラデーションペイント。

あとで聞くと、その色の移り変わりはどんどん上に引き上げられる(Lifted)をイメージしているそうで、その狙いどおり、意識に入り込んでくるような力強さをもっていました。

爽やかでトレンド感のある室内スタイリングに加え、ライアンの精神性やミッションがうかがえる室内は、足を踏み入れるだけでモチベーションがあがります。

最先端のワークアウトと瞑想時間

ライアンが運営するスタジオでは、少人数で行うグループワークアウトと瞑想を組み合わせたセッションが朝夕行われています。私たちが今回参加したのは朝6時半からで、他の参加者は筋骨隆々のたくましい男性が3名ほど。

スタジオには、ヨガマットの横にダンベルやケトルベル、ブロックなどが並び、テンポのよいエレクトロニックな音楽がかけられています。

日頃から肉体に特化しての鍛錬はしていないことから、今更ながらについて行けるか不安にかられる私たち。

しかし、迎えてくれたライアンは、兄のような親しみやすさと笑顔がすてきな気配り上手、褒め上手な紳士。キース・ヘリングのようなポップなイラストの羽のタトゥーが美しく施された、スマートな体躯と優し気な瞳も魅力的です。

そんなライアンのおかげで、リラックスしながら自然に場に入っていき、セッションはスタートしました。

セッションは、瞑想からはじまり、瞑想で終わります。

誘導があるわけではありませんが、私たちにとっては完全に未知なる空間。散らばった意識を集中し、肉体を信じ、いま目の前にある愛あるヒーラーの声に従えるよう集中する時間は大変貴重でした。

そして始まる10からのカウントダウン。瞑想時間以外のワークアウトはいわゆる「サーキット」と言われる異なる種類の運動を順番に行い、それを数セット繰り返すというもの。

ひとつの運動を終えて次へ行くまでのカウントダウンは、小休憩と次の動きへの準備です。

腹筋や背筋、二の腕に大腿部、体のコアにつぎつぎと負荷をかけ、汗がにじみます。ワークアウトの時間は約60分。

始まってすぐは、正直最後まで続けられるとは思いませんでした。途中、ライアンからも「もう少しあがる!」「君ならできる」を何回繰り返されたでしょうか。

限界を感じていた体が、反応して足があがる。緩む筋肉をキープできる。
細胞のひとつひとつが、呼吸や人の声で、意識で蘇っていく。
思えば若い頃は当たり前だった感覚。

歳を経るごとに、ひとつひとつ閉じていた肉体の微細なシステムが、久しぶりに活性化していくようでした。

ただ、何事も急は反発を呼びます。本来ならば、この一連のセッションは習慣的にするのが1番良いでしょう。

ニュータイプのヒーラー×トレーナー

サンフランシスコらしいフィジカルなトレーニングと、内省的な時間を同時に受けられるプログラムを考案したライアン。じつは彼、ワークアウトだけでなく、マンツーマンでライフコーチングも行っています。

なりたい自分になるにはどうするか?今後の人生をどう形づくっていくか。

肉体と精神、生き方におけるそれぞれのコーチは多くいますが、合わせて教えられるスキルや経験がある人は、そう多くはいないでしょう。

ヨガのティーチャーは、まさにそれに近いでしょうか。ヨガは、古代インドにおける歴史に基づく心身の鍛錬という位置づけがもともとあることが大きいかもしれませんが。

ライアンのプログラムはカテゴリや名称は設けられなくとも、明らかにニュータイプに位置しそうです。 そんなニュータイプのプログラムを開発したきっかけは何だったのか、聞いてみました。

―『Lifted』の立ち上げのきっかけは?
「僕は個人トレーナーを7年ほどしていて、ちょうど同じころメディテーションの本を読み始めた。 そのうちエクササイズとメディテーションの両方が自分に与える効果がとても好きだ、とういことに気がついてね。
それと、一人だけではなくて、複数の人のためのスペースを作りたいと強く思うようになったよ。 かける音楽や、すべての環境も自分でコントロールしたかった。

そこでまずは、自分のクライアント何人かに声をかけて、6週間の短期間お試しコースを、当時トレーニングを行っていたジムでやることを思いついたんだ。
30分、45分、60分、90分といろいろな長さを試したね。 内容の評判は良く、自分でもすごく気に入った。すぐに少人数クラスができるスペースを探して、スタジオを開始するに至ったよ。」

7人のトレーナー、7種類の生徒

―当初は瞑想のないプログラムだったのですね。そもそもどのように学ばれてから、トレーナーとして独立されたのですか?
「まずMASMという会社で資格を取るためのオンラインのコースを受講して体の構造や、正しい姿勢など一般的な知識を学んだね。 そして、1年間で、7人のトレーナーにインターンをしたよ。1〜2か月ごとに代わっていく感じで。
すべて異なるエクササイズを学びながら、自分のスタイルを構築していったさ。

独立後は、さらにトレーニングスタイルを変える必要があったから、レベルが異なる7人の生徒、全員が同時に取り組めるエクササイズを選別して、 生徒によっては部分的に難しくするなどフレキシブルな対応ができるプログラムを作ったんだ。」
短期間に7人のトレーナーにつくという、アメリカらしいアグレッシブで効率的な学び方には驚きました。

実はライアンさん、トレーナーになる前は、NYのファッション業界でスタイリストとヘアメークのエージェントの仕事をしていました。
当時の仕事はストレスも多く、このままではいけないと思い仕事や環境をみつめなおし、変化を求めて、 サンフランシスコへ引っ越しトレーナーへの道を歩みだしたのだとか。

もともとスピリチュアルにも興味があり、もっとそれを探るための環境をつくりたいとも思ったそう。 学びと目的達成におけるスピード感は、目標が定まっていたからこそ、だったのかもしれません。

「今後の自分自身、そして変化と進化」

―このスタジオは、ライアンさん自身を表現しているようなところはありますか?
「そのとおり!いろいろな意味でね。実はいま、さらなる転換期にあるんだ。 2週間後から、呼吸を通じて心や感情、体を癒すためのトレーニングを学びにいく予定でね。

ここ1、2年で心身全体を癒すということをやりたいと、強く思うようになったよ。
今後はこのスタジオは人に任せて、自分はLAへ引っ越し、そうした更なるトータルプログラムを企画運営していきたいと思っている。

サンフランシスコでも月1回くらいはクラスをもつけどね。」
―LAを選ばれたのは、なぜですか?
サンフランシスコに住んで10年になるから、そろそろ変化の時期かなと。LAなら、自分をいまより大きくできると感じたんだ。恐れや心配は、まったくないね。
―最後に、お気に入りの石はありますか?
「毎日、瞑想するときにはシトリンと、ローズクォーツを使っているよ。 ぼくは瞑想を通じて、宗教とは関係のないスピリチュアリティを理解できた。 体だけではない、心を含めた自分への理解がより深まったんだ。」

さいごに

自分をみつけていく過程は、本当にひとそれぞれ。 ライアンさんの場合は、体を鍛えることで、心と自分の内側に焦点があてられるようになったようです。

彼の変化に対する恐れのなさ、大胆だけど周到な自己実現の方法も、まるでペリドットやスーパーセブンのスピリットが内在しているかのようでした。

彼への取材は半年ほど前でしたが、最近新たに呼吸法のセッションも加わったようです。 つぎつぎと華麗なる変化を遂げていくライアンさんは、まさにサンフランシスコやLAの先進的でトレンドに溢れた街のポジティブな部分を体現しているよう。

次に訪れるとき、どのような変化を遂げて、そこからまた自分がどのような刺激や閃きを得られるのか期待してしまいます。